大量出血、意識がもうろうとする・返事がない、急な呼吸困難などがある場合は、施術院の返信を待たず119へ。自毛植毛の出血が止まらない場合は、速やかに施術院へ連絡してください。
消防庁の救急案内は、大量の出血を伴うけがや意識・呼吸の異常を救急要請の対象に挙げています。アルモの術後案内も、止まらない出血は施術院への相談を勧めています。出血の原因や生着を調べ続けるより、必要な連絡を先に行いましょう。
本記事は手元の情報を相談先に伝えるための整理です。出血量の正常・異常、手術の失敗、移植毛の脱落を判定するものではありません。緊急の状態なら、本文を読み終えたり写真を撮ったりする必要はありません。
- 大量出血や意識・呼吸の異常などがある場合は、日本では119を優先します。
- 出血が止まらない、増えている場合は、通常経過と決めつけず施術院へ速やかに相談します。
- 痛みの増加、熱感・赤み、発熱、膿、急な腫れも一緒に伝えます。
- 移植部か採取部かを分かる範囲で伝え、院の部位別指示を自己流で置き換えません。
- 表の記入や情報収集を終えるまで、連絡・通報を待たないでください。
重い状態がある人は119、出血が続く人は施術院の指定窓口への連絡が先です。連絡がつかず受診判断に迷う場合は、地域の救急相談窓口へ相談できます。緊急の症状がある場合は、相談窓口を経由せず119へ通報してください。
一律の止血時間や圧迫方法、包帯交換の手順はここでは示しません。処方薬の中止・追加、市販薬の使用も自己判断で行わず、受けた指示と現在の状況を医療者に伝えてください。
連絡後に通常ケアの説明を確認する際は、自毛植毛後のかさぶたの扱い方も補足になります。以下の確認表は、相談時に部位・経過・症状を短く伝えるために使えます。急ぐ場合は、分かる内容だけを先に伝えてください。
結論:止まらない出血は速やかに連絡し、重い状態は救急を優先する
出血が止まらないときは、施術院へ速やかに連絡します。大量出血、意識がもうろうとする・返事がない、急な呼吸困難などがある場合は、施術院の返事を待たず119へ通報してください。
日本の救急車の要請番号は119です。消防庁の案内に沿って、現在地と症状を伝え、指令員の質問と指示に従いましょう。情報をすべて集めるまで通報を遅らせる必要はありません。
アルモの術後解説は、出血が止まらない場合に施術院へ相談するよう案内しています。止まらない出血すべてを救急車の対象と一律に決めるものではありませんが、「術後だから」と数日待つ根拠にもなりません。
NHSの植毛患者向け情報にも、出血や感染のリスク、強い痛みや想定外の症状があるときの医院への連絡が説明されています。出血だけで原因を決めず、医療者に状況を伝えてください。
出血の変化と一緒に出ている症状を伝える
出血の続き方と、痛み・腫れ・発熱などを一緒に伝えると、相談内容を整理できます。以下は連絡のための情報であり、症状から感染などを自己診断する表ではありません。
| 気づいた状況 | 伝える内容 | この記事では判断できないこと |
|---|---|---|
| 出血が続く・増える | 部位、気づいた時刻、続き方、見た目の変化 | 正常な出血量か、原因は何か |
| 痛みが強くなる・熱感や赤みがある | 症状の場所と、いつから変化したか | 感染などの診断 |
| 発熱・膿・急な腫れがある | 気づいた症状、体温は測ってあればその値 | 生着や手術結果の判定 |
| 大量出血・意識や呼吸の異常がある | 119に現在地と症状を伝える | 施術院の返信を待ってよいという判断 |
出血の続き方・増え方を伝える
出血は、見たままの状態を伝えます。「ずっとにじんでいる」「一度止まったが再び出た」など、自分が確認できた経過で構いません。
本記事では、正常な出血量の数値や、何分まで待てるという基準を設定しません。出血部位が分からない場合も、不明と伝えて連絡を始めてください。
痛み・腫れ・発熱なども一緒に伝える
出血以外の症状も、相談先へ伝えてください。Reveirクリニックの術後案内では、持続する出血、強くなる痛み、熱感・赤み、発熱、膿、急な腫れなどを早期相談の目安として挙げています。
挙げられた症状があるから感染と断定できるわけではありません。また、発熱や膿がなければ安全とも判断できません。気づいた症状と経過を院へ伝えることが先です。
移植部と採取部を分け、自己流の処置を増やさない
出血した部位と、受けている院の指示を確認します。移植部と毛を採取した部位では、同じ処置を自動的に当てはめないでください。
ヨコ美の術前・術後案内には、ドナー側の傷に関するヘッドバンドと出血時の指示があります。採取部の案内を、別の医院や移植部の処置に転用するものではありません。
部位を確かめようとして繰り返し触ったり、血の付いたかさぶたを剥がしたりせず、分かる範囲の情報を院へ伝えてください。写真が必要な場合は、院が指定した方法で送ります。撮影のために連絡を遅らせる必要はありません。
止血のために何分・どの強さで押すか、包帯をどう交換するかは、この記事から一律には案内できません。すでに受けた指示が不明、または指示どおりでも出血が続く場合は、その状況を伝えて対応を確認しましょう。
処方薬やほかに飲んでいる薬・サプリも、名前が分かる範囲で伝えます。出血との関係を自己判断して、中止・増減・追加を決めないでください。
院に連絡するときの確認表
施術院には「術後の出血が続いている」と最初に伝え、その後に分かる情報を補います。表を全部埋めるまで連絡を待たないでください。
| 項目 | 伝える内容・記録欄 |
|---|---|
| 手術情報 | 手術日:__/院名:__ |
| 出血部位 | 移植部・採取部・不明:__ |
| 出血の経過 | 気づいた時刻:__/持続・増減:__ |
| 一緒にある症状 | 痛み、熱感、赤み、発熱、膿、腫れなど:__ |
| 薬など | 処方薬、その他の薬・サプリの名前:__ |
| 受けた指示 | 出血時の案内、部位別のケア指示:__ |
| すでに行った対応 | 何を、いつ行ったか:__ |
施術院へ伝える文例
空欄は分かるところだけ埋めてください。分からない部位や量を推測する必要はありません。
自毛植毛後の出血が続いています。手術日は[ ]です。[ ]ごろに出血に気づき、部位は[移植部・採取部・不明]です。
出血の変化は[ ]で、ほかに[ ]という症状があります。飲んでいる薬・サプリは[ ]です。受けた指示は[ ]で、すでに[ ]を行いました。次の対応と受診の必要性を教えてください。
119へ通報する場合に伝えること
119では、現在地、出血などの症状、意識や呼吸の状態を先に伝え、指令員の質問に答えます。年齢や連絡先、植毛の手術日も分かる範囲で伝えてください。資料探しや表の記入で通報を遅らせず、指示に従いましょう。
時間外や連絡がつかないときの相談先を確認する
時間外でも、大量出血や意識・呼吸の異常などがある場合は、施術院の返信を待たず119へ通報します。重い状態でない場合も、続く出血を翌営業日まで待つと自己判断せず、相談先を確認してください。
退院時の案内にある時間外連絡先へ連絡しましょう。連絡がつかず受診判断に迷う場合は、地域の救急相談窓口を利用できます。消防庁の救急案内にも、判断に迷う場合の相談窓口が示されています。
#7119は、実施している地域と受付時間を居住地の案内で確認してください。全国で同じ時間に使える番号とは限りません。緊急症状があるときは相談窓口を挟まず119です。
NHSの一般創傷案内では、止まらない・制御困難な出血を救急受診の理由とし、自分で運転しないよう案内しています。植毛固有の処置の資料ではありませんが、救急受診が必要な状態で自分で運転することは避け、通報先・医療者の指示に従ってください。
自毛植毛後の出血に関するQA
出血が止まらない場合、何日様子を見ればよいですか?
待機日数を決めず、速やかに施術院へ連絡してください。大量出血や意識・呼吸の異常などがある場合は、院の返事を待たず119へ通報します。一般的な術後経過の日数を、出血が続く状態の待機許可として使わないでください。
出血している場所を押さえればよいですか?
部位別に受けた院の指示を確認し、不明なら院や救急の医療者に対応を聞いてください。採取部への指示や一般の傷の止血方法を、移植部にも使えると自己判断しないようにしましょう。
出血したら、移植毛が抜けたということですか?
出血だけから生着や脱落は判定できません。移植部を繰り返し触って確かめず、出血の経過を院へ伝えて確認してください。まずは現在の出血への対応が先です。
いったん止まれば、相談しなくてもよいですか?
それまでの出血の続き方や、痛み・発熱・腫れなどの症状も併せて院へ伝えてください。いったん止まったという情報だけでは、個別に受診が不要とは判断できません。再び出血した場合も、その変化を伝えます。
血が付いたかさぶたは剥がしてよいですか?
無理に剥がして状態を確認せず、院から受けたケア指示に従ってください。出血が続く場合は、かさぶたのケアを調べるより先に連絡が必要です。連絡・対応後の通常ケアの補足として、自毛植毛後のかさぶたの扱い方を確認できます。
参考資料:総務省消防庁「救急車を上手に使いましょう」(2025年12月発行)/NHS植毛案内(最終レビュー2023年9月29日)/アルモ術後解説/Reveir術後注意事項/ヨコ美の準備・ケア案内/NHS一般創傷案内。2026年10月14日掲載内容確認。個別の診断・処置は医療者に確認してください。


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