こんにちは。
前回は、私が大きな決意をしたM字部分の自毛植毛の、手術当日の流れや感想について書きました。

そして今回は、その手術が終わってホテルに滞在した時の記録や感想と、その翌日にアイランドタワークリニックで包帯を取ってもらった体験談を書いていきたいと思います。
手術した日の夜は多少は頭がズキズキしましたが、全体的に問題なく過ごせましたよ。
手術後、指定されたホテルに到着。
手術の当日は、朝から夕方までクリニックで過ごすことになりましたが、終わればすぐに指定されたホテルにチェックインすることができます。
もちろん、ホテルを使わずとも自宅に帰ることもできます。
しかしクリニックからすぐ休めるのは非常に楽ですし、宿泊代もタダであることを考えると、宿泊をオススメします。
特に遠方の場合は、途中で痛み出したりするとしんどいので、ホテルを選びましょう。数十分の距離ならいいんですけどね。
私は同棲している彼女にバレたくなかったので、「出張」と言ってごまかしました。
ホテルはクリニックから徒歩1分ほど。到着したのは16時ごろでしょうか。
アイランドタワークリニックが患者名で予約してくれているので、自分の名前をフロントで伝えて、すぐに部屋に入ることができます。
料金は、まず自分で建て替えます。
領収書を翌日にクリニックに提出すれば宿泊代を払い戻してくれますので、必ず大事に保管しておきましょう。
部屋も、一人で過ごすには十分すぎる広さです。手術後は疲れているし、薬も残っていて元気に動き回る気持ちになれませんでした。
広めのベッドの部屋でよかったです。
まだ手術後1時間程なので、ニット帽を外した頭は包帯でこんな状態。ここで何も考えずにゆっくりするしかなさそうですね。
まず、手術後は頭を冷やすこと!
自毛植毛手術は、高度な医療器具を使って、頭皮に毛根をグッグッと埋め込んでいく治療です。なので当然頭皮から多少の出血はありますし、頭にもプレッシャーがかかります。
そんな理由もあり、手術直後は頭が少し腫れるような状態になります。なので、まずは楽な格好に着替えてから頭を冷やすことが大切です。
手術終了直後、クリニックからアイス枕がもらえます。ホテルに着いたらすぐに頭を冷やしましょう。
このように、ず〜っと横になってマンガを読んだりスマホ触ったりしながら、額の上にアイスを乗せて過ごしました。
「頭を冷やすことが大切」というのは、手術直前にドクターもしっかり説明してくれていました。
額からまぶたにかけて腫れる可能性あり、ということでしたが、確かに手術後の3~4日までは額やまぶたが少し出っ張っているような気がしました。
腫れている感覚はないのですが、触ってみると少し出っ張っているような気がする程度です。
そして、血液が額やまぶたに溜まることを防ぐため、術後しばらくは仰向けで寝て、腫れを早くひかせることが推奨されています。ドクターも、「スマホとかも仰向けで見てくださいね〜」と言っていました。スマホを落として額にぶつけないように注意ですね。
私は手術から帰った日、最初はあまり冷やしていなかったのですが、そうすると徐々にズキズキとした痛みが出てきました。
なので余裕のあるうちでも、頻繁に写真のように額を冷やしておいたほうがいいと思います。
手術当日は、多少の痛みはあるかも
ホテルに入ってマンガなど読みながらゆっくりしていたのですが、夜になるにつれて少しずつ頭がズキズキしてきました。
移植したM字部分が痛くなるというよりは、頭全体がズキズキしてくる感じでしょうか。マンガやスマホも集中できなくなり、ひたすら冷やしつつ仰向けになる時間が過ぎます。
しかし、痛みに関してはそんなに心配はいりません。近くのコンビニやホテルに入っているファミレスなどで軽くご飯を食べたら、痛み止めを飲みましょう。
ニット帽をかぶっていること以外は普通の服装なので、外出も気軽にできますよ。
軽くご飯を食べたら、痛み止めを含む3種類の薬を飲みましょう。
- 抗生物質(手術跡の細菌感染を防止)
- 胃腸薬(ナゼ胃腸薬か忘れました)
- 鎮痛剤(痛み止め)
の3種類です。胃があれないように、夕食後ですね。
この時に飲む痛み止めが、非常によく効きます。(痛くないなら飲まなくていい)
直前までは、「う〜ちょっと頭が痛くてしんどい。ずっと寝転んでいたい」という感じでしたが、薬を飲んだらほぼ全回復しました。
痛み止めは5錠もらいましたが、この1錠しか使いませんでした。この後に痛みが走ることは最後まで無かったです。なので、手術後に痛むのは手術当日の夜だけですね。
私は少しずつ痛み始めてから、薬を飲むためにコンビニまで夕食を買いに行きました。
しかしできれば「ホテルや自宅から出なくていい」状況が非常に楽だと思うので、クリニックからの帰りについでにコンビニで何か買っておくのが1番いいと思います。
麻酔の効いているうちに、面倒なことは済ませておきたいですね。
シャワーは体だけをサッと流す程度に
寝る前のお風呂ですが、当然湯船に浸かるのはやめましょう。まだ不安定な頭に血流を送りすぎると、痛みも増すように感じます。
ホテルですし湯船を張ることもできましたが、シャワーで体を洗うのみにとどめました。もちろん、頭は一切濡らしません。
より早く毛根の再生と定着を促すためにも、手術当日は早めに就寝するのがいいと思います。痛み止めも効いて全く痛みや不快感は無かったので、よく眠ることができました。
起床後、朝食を食べて薬を飲みます。
朝起きて身支度を済ませれば、朝食を買いに外にでました。近くにあるコンビニです。
私は普段、あまり朝食を摂らないのですが、薬を飲まなければいけないため、手術翌日はしっかり食べるしかありません。特に感染や炎症を抑える薬は大切ですよね。
おにぎりを3つほど買ってきて、薬を飲みました。もう全く痛みもなかったので、痛み止めは飲んでいません。
朝9:50に包帯を取りにクリニックへ行きます。
チェックアウトを済ませたら、朝にクリニックへ。包帯を取り、手術翌日の移植部の様子を確認してもらいます。
この待合室も慣れたものですが、もうこの日からはしばらくクリニックとはお別れです。半年後ほどに経過報告に訪れるといいようですが、少なくとも数ヶ月は来ることはありません。
「自毛植毛で新しい自分に!!」というキャッチコピーに頷いてしまいました。新しい自分が始まります。
このポスターの言葉も、手術後だからこそ深く理解できました。
自毛植毛手術を決断する前って、不安なことだらけですよね。恥ずかしさとかが入り混じって一歩踏み出す勇気は出てきません。
しかし一度思い切って申し込みフォームから問い合わせてみると、あれよあれよとここまでたどり着きました……。たった2日間の休みを取るだけでOKでした。
あとは新しい自分になって、今後の人生を楽しみたいです。
実際に包帯を取り、様子を確認してもらう
手術後からつけていた包帯をとります。以下で、
- 手術直後の写真
- 翌日に包帯を取った写真
を見比べてもらいます。
まず、手術直後の写真。前日ですね。
次は、翌日のこの日に包帯を取った直後の写真。
包帯を朝まで巻いていましたから、汗ぐっしょりでM字ハゲも目立っています。
赤い斑点のところが移植した部分で、今後数ヶ月で丈夫な髪が生える証拠です。
手術直後の写真と比べると、多少は血が黒く固まっているかな〜という気がします。
包帯を取った直後は汗で髪の毛が固まっている
包帯を取った後、ニット帽を外した状態がこちらです。
少しきつめに包帯をずっと巻いていたわけなので、汗でこのように髪が固まっているわけです。なのでシャワーを浴びてドライヤーで乾かすまでは、まだまだニット帽なしで外出はやりにくいです。
なので、M字部分の移植だけの場合でも、
- 手術日
- 手術の翌日
は仕事の休みを取り、人と会わずに済むように予定した方が無難です。
手術翌日に包帯を取った後は慎重にやればシャワーで濡らしてもいいので、手術2日後には人と会っても全くバレずに大丈夫です。
最短では、「包帯を取る」→「帰宅」→「シャワー&セット」をその日の内にやりきれば通常通りの髪型に戻れますよ。
手術直後のシャワー&ドライヤーの方法は、また別記事にまとめますのでお待ちくださいね。
包帯を取った後は、ガーゼだけを当ててからニット帽をかぶります。
このガーゼを被せなければ、ニット帽の毛糸が移植部に絡まってしまう可能性があります。翌日などはまだまだ毛根が安定していません。
シャワーもまだ浴びておらず汗もかいてますし、毛糸が絡まると移植した毛根が抜けてしまうので、必ずガーゼをします。
この日の夜には軽くシャワーで髪を濡らしてもいいのですが、その時には移植部の血もある程度固まっているので、それ以降はガーゼは必要ありません。
包帯を取った後は、業者の方にヘアシートをかけてもらいます
包帯を取って経過を見てもらった後は、ヘアシートの装着を専門業者の方にお願いします。
手術後、後頭部はこんなことになっています……。
これは刈り上げ部分が分かりやすいよう、上の髪の毛をまくり上げた図です。なので実際は上の髪が垂れてきて、ある程度は刈り上げ部分が隠れています。
しかし当然不自然なので、専門業者にヘアシートをつけてもらいます。業者の方に範囲を計測してもらい、自分にあったヘアシートをその場で作ってもらいます。
ヘアシートをした後が以下の写真です。
全く分かりませんよね……。鏡で出来上がりを見せてもらいますが、驚きました。
既存の髪の毛に数か所くくりつけてセットするので、ドクターも業者の方も「ヘアシートでバレることはほぼ100%ありません」と自信を持っていらっしゃいました。
私は正直、「ヘアシートでバレることはある程度覚悟しないといけないかも」と考えていたのですが、実際にやってもらって大きく安心しました。
ヘアシートが如何にバレないか……ということも含め、ヘアシートの詳しい説明は別記事にまとめますね。彼女に後頭部を触られるというピンチもあり焦ったのですが、それでもバレませんでしたよ。

ヘアシートは少しずつ緩んでくるので、約3週間で業者さんに付け替えてもらいに行きます。そして合計約6週間でヘアシートをとることができます。
最後にガーゼ&ニット帽をかぶって帰宅
前日の手術が終わってから長かったですが、いよいよ終わりです。しばらくクリニックに来ることはありません。
直近の注意点としては、
- 最初の一週間はシャワーをやさしく
- かさぶたは決して取らない
- 一週間後は普通に洗ってかさぶたを取る
- アルコールは控える
などなどです。
これもまた別記事にまとめたいところですね。
これからやることは、
- 3週間後にヘアシート付け替えに業者へ行く
- 6週間後にヘアシートを外しに業者へ
- 半年後に定期検診にクリニックへ行く
ですね。忘れずにやっていきます。
最後、待合室でアンケートを書いて終了です!
本当にお世話になりました。
手術翌日の2018年3月16日、大阪は雨でした。
クリニックのスタッフの方は、「少し雨が降っておりますので、どうぞ。差し上げます」と傘まで渡してくれました。最後まで、患者のことを優先して考えてくれるクリニックだったな……と感じます。
またスタッフの方に見送られて帰るのですが、ちょっぴり寂しい気持ちもありましたね。あれだけ悩み抜いて決意した自毛植毛手術、いつもいろんな思いを持ってクリニックに足を運んでいました。
その点に関して、感謝の気持ちで一杯です。もし悩まれているようなら、お気軽にアイランドタワークリニックに相談してください。きっと親身な対応に驚くと思います。
WEB申し込みの方法は以下です。

アイランドタワークリニックの公式サイトの説明もぜひ読んでみてください。
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